「授乳中だけど、親知らずを抜歯することになった。母乳や赤ちゃんに影響がないか心配。」
分かります。私も1歳の娘に授乳中の身ですが、親知らずの抜歯をすることになってしまい、先日ついに抜歯してきました。

麻酔や薬の影響が、母乳や赤ちゃんに出ることはまずありません。
歯科医の先生に相談をするまでは私も同じように不安な気持ちがありました。
今回は、実際に私が歯科医の先生に相談しアドバイスを頂いたお話と、子育て中の抜歯が大変だったお話も一緒にご紹介します。
こんな方におすすめ
- 授乳中の親知らずの抜歯が赤ちゃんや母乳に影響するか心配
- 子育て中の親知らずの抜歯、実際に大変だったことを知りたい
抜歯手術の流れや痛みについての体験談が気になる方は以下の記事を読んでみて下さいね。
授乳中に親知らずの抜歯が必要なときってどんなとき?
授乳中はなるべくお薬を避けたいと思うママが多いはず。ですが、やむを得ない場合もありますよね。
その中でも、授乳中の親知らずの抜歯は少し厄介です。わざわざ授乳中にする必要があるのはどんな場合かご紹介します。
- 親知らずが横向きに生えていて汚れがたまり、隣の歯を虫歯にしてまう
- 親知らずが虫歯になっている(痛みがある)
- 親知らず周りの歯茎が腫れて痛む
- 親知らずが生えかけて痛む
私の場合
- 親知らずが横向きに生えていて汚れがたまり、隣の歯を虫歯にしてまう
- 親知らずが虫歯になっている(痛みがある)
これが原因で、私は右下の親知らずを抜歯することになってしまいました。
親知らずを抜歯!授乳中でも影響はない?
はじめにも言いましたが、授乳中に親知らずの抜歯をすることは可能です。
親知らず抜歯の麻酔の影響は?
親知らずを抜歯する際に使用する局所麻酔、これはまず何の心配もいらないそうです。
親知らず抜歯後の薬の影響は?
親知らず抜歯後は、化膿止めの抗生物質と鎮痛剤が処方されます。
事前に私は歯科医の先生に授乳中でも薬を飲んでも影響は出ないのか相談しました。
実際に先生から頂いたアドバイスをご紹介します。

実際に、薬が母乳に移行する量は非常に少ないことが分かっています。
虫歯になった親知らずを抜歯して、薬もしっかり飲んで早く治しちゃいましょう。その方がお母さんにとっても赤ちゃんにとって一番いいですよ。
歯科医の先生の適格なアドバイスにふんふんと納得。私は割と痛みに弱いタイプなので、鎮痛剤もしっかり飲んで子育てに影響が出ないようにしようと思いました。

ですが、子どものことなので、どうしても不安感を拭えない方もいらっしゃると思います。

このように、もし心配な場合には以下の方法をとってみて下さい。
- 授乳中でも飲める薬を処方してもらう(授乳中でも安心して飲める鎮痛剤は、効き目が弱い場合が多い)
- 薬を飲んでいる期間だけ断乳する
- 薬と授乳のタイミングを調節する
一般的に、母乳中に移行した薬の濃度が最高になるのは2~3時間後だということが分かっています。
薬と授乳のタイミングを調節したい場合、薬を飲む直前あるいは直後に授乳すれば、赤ちゃんへの影響を少なくできると言われています。
授乳中に親知らずを抜歯、実際に大変だったこと
親知らずの抜歯初体験が、なんと授乳中というバッドタイミングだったわけですが、実際に体験してみて大変だったことをお伝えしたいと思います。
抜歯する前は、母乳や赤ちゃんへの影響ばかり気になっていましたが…



親知らずの抜歯当日、赤ちゃんは誰に預ける?
私の場合、親知らずが横向きに生えていたのと、ほとんど歯茎の中に埋まっていて少し複雑な状態だっということで、大学病院で抜歯することになりました。
大学病院には託児所がなく、自宅から割と距離がある(車で30分程)ということで、夫に仕事の時間を調節してもらい娘と一緒についてきてもらいました。
おっぱいに依存している娘がグズらないように、お別れするギリギリで授乳。1歳になったばかりの娘はすぐ病気にうつるので、病院には入らず夫が別の場所へ連れ行ってくれました。
手術前の説明から準備、抜歯、お会計まで一通りして大体1時間30程度でした。手術後すぐに夫に連絡し、再び合流、そして授乳です。
我が家の場合、気がかりなのはやっぱり授乳でした。娘はミルクを受けつけないので完全母乳。どこへ行くにも一緒です。
今回は、夫が病院まで付き添ってくれて、私が手術している間は娘を見てくれていたので本当に有り難かった。
抜歯当日赤ちゃんを誰に預けるのか、授乳の兼ね合いもあるので、しっかりと考えて準備しなければなりません。
抜歯後の通院が意外と多い
抜歯して終わりかと思いきや、意外と通院回数が多いんです。
ポイント
- 術後の経過観察
- 抜歯窩の消毒や洗浄
- 抜糸
経過によっても抜歯後の通院回数は変わってくるので、個人差があります。
私の場合、切開していたこともあって、術後の通院は多かったように思います。抜歯後は、2~3日に1度のペースで通院していました。
ただ、抜歯後の処置は全て近所の歯医者さんでも大丈夫ということだったので、それが救いでした。
口内の洗浄や、消毒の処置は5分くらいで終わるので、短時間だけ夫に娘を見てもらっていました。
母乳量が減る
親知らずの抜歯って、抜歯する瞬間よりも、術後のほうがはるかに痛いんです。
抜歯したところはもちろん痛いし、切開したところを縫合されて突っぱる感じも痛いし、顔も首も腫れて痛い!痛い!痛い!のオンパレードになりました。
抜歯当日から3日目くらいはあまりにも痛く、口も開きにくいです。なので、ゼリーとかお粥とか主に軟らかいものだけ、食べれそうなら食べるといった食事スタイルになります。

その結果、母乳の出がいつもより少なくなりました。食事量が少なかった術後1週間くらいは、母乳量が減ってしまったため、おっぱい依存の娘は少しご機嫌ななめになってしまいました。
痛みで中々食べれない場合も多いですが、母乳のために少しでも何か口にしておきましょう。
痛みが強く子育てどころじゃない
先程も言いましたが、とにかく痛い。鎮痛剤は4時間置きくらいに欠かさず飲んでいました。
それでも、ズキズキガンガン痛むんです。そのうち頭痛や耳痛までしてきて…


家族は頼れないし、夫は仕事だし、何とか1人で乗り切りましたが子どもたちには最低限のことだけして、あとは放置でした。
申し訳ないけど、それぐらい余裕がなかったです。そして、このときばかりはYOU TUBE様様でした。
親知らずを抜歯!授乳中でも影響はないが、家族の協力は必須
何かと大変なことが多かった授乳中の抜歯ですが、今後虫歯の痛みや食べカスが溜まる問題から解放されると思うと、抜いておいて正解でした。
最後に、授乳中の抜歯について簡単におさらいしておきたいと思います。
- 授乳中の抜歯、麻酔や薬の影響はほとんどない
- 抜歯当日や、通院の間赤ちゃんを誰に預けるか考えておく必要がある
- 抜歯後、食欲低下により母乳量が減る可能性がある
- 抜歯後の痛みで子育てする余裕がなくなる
授乳中や子育て中の抜歯は、大変なことが多く、周りのサポートが必要不可欠だと実感しました。
1日でも早く痛みを減らし、回復するにはやはりたくさんの休息が必要になります。
子どものためにも周りの協力を得て、ママ自身がしっかりと休むことが重要です。