親知らず抜歯後に穴が塞がるまでの経過と、口臭対策をまとめています。

これっていつ塞がるんだろう?
結論から言うと、大体の方は抜歯後約半年程で完全に穴が塞がるようです。(個人差あり!)
私の場合は、抜歯後8か月で穴は完全に塞がりました。
親知らずの抜歯は痛そうだし怖い!と思われがちですが、大変なのは実は抜歯後の方なんです。
顔の腫れや頻繁な通院、口の中の痛みや口臭と、何かと問題が多く大変なことばかり。
こんな方におすすめ
- 親知らず抜歯後の経過が知りたい
- 親知らず抜歯後の臭くて苦い汁に悩まされている
- 親知らず抜歯後の口臭が気になる
今回は、親知らず抜歯後から穴が塞がるまでの体験談と経過の様子を、ご紹介していきます。
実際に歯医者さんに相談し、聞いてきた口臭対策もお伝えするので、抜歯後の口臭に悩んでいるいる方は是非チェックしてみて下さいね。
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親知らずを抜歯後穴が塞がるまで|1週目
- >>抜歯部位・頭痛・耳痛・顎痛
- >>縫合部分の痛みと違和感
- >>滲出液の不快感
痛みのピークは抜歯翌日
親知らず抜歯後、麻酔が切れてからは痛みとの戦いでした。痛みの種類としては、ズキズキガンガンと頭や顎にまで響くような強い痛みでした。
痛みが強すぎるせいか、処方されていた鎮痛剤(ロキソプロフェンNa錠60mg)を飲んでいても、完全に痛みが消えるわけではありません。

しかも、鎮痛剤の効果より痛みの方が上回っているので、3時間もするとまた痛みが強くなってきました。
抜歯後に受けた説明通り、痛みのピークは当日から翌日でした。それからもモチロン痛いです。ですが、抜歯後翌日までの痛みと比べると、明らかにマシにはなっていきました。

顔とリンパ腺が猛烈に腫れた
親氏らず抜歯後に、顔とリンパ腺がめちゃくちゃ腫れました。


抜歯直後から、別人?というくらい顔が腫れました。それと同時に耳の下のリンパ腺と鎖骨まで腫れました。
その腫れた部分を触ると、グジュグジュと液体が動くような音がして、びっくりした私はすぐさま検索。
なんとその液体の正体は、リンパ液と血液でした。
抜歯によって破壊された組織を修復しようと、リンパ液と血液が溜まり腫れが生じるそうです。
- 処置の時間が長かった
- 骨を多く削った
など、複雑な処置になればなるほど、炎症が強くなるので腫れやくなります。
顔とリンパの腫れは、抜歯当日から3日目がピークで、4日目から少しずつマシになっていきました。

溜まったリンパ液は、時間の経過と共に再び毛細血管に吸収されるんだそうです!
人体って不思議。
頬の内側を縫う?
抜歯したところとは別に何故だか頬の内側も痛い。そう思って鏡を覗いてみると、頬の内側まで一緒に縫合されていました。
どうやら親知らずの生え方によっては、頬の内側に向けて切開することがあり、傷口が開かないように頬粘膜をしっかりと引き寄せて縫合する場合があるそうです。
そうすると、頬の内側も炎症で腫れていてるので、縫合部分が食い込み痛みが生じます。

この痛みは抜糸するまで続き、悩みの種でした。
それに加え、頬の内側の腫れをよく噛んでしまっていたため、口内炎ができました。それも地味に辛かったです。
血餅が見当たらない

血餅が取れてしまうと、ドライソケットになりやすくなりますよ。
抜歯後に散々脅されていたので、細心の注意を払い大事に血餅を育てていました。
ドライソケットって
抜歯した後の穴が塞がらず、骨が露出してしまう状態のこと。
ドライソケットになると、むき出しの骨に食べカスなどの汚れがあたり、耐え難い痛みが生じる。
しかし、抜歯後3日目に鏡でチェックしてみると、あったはずの血餅がない・・・!
ちょうどその日に消毒があったので、先生に診てもらいました。(ちなみに消毒は何も痛くないので、ご安心を!)

逆に、穴のギリギリまで血餅があることのほうが珍しいです。
ドライソケットになっていなくて一安心でした。
親知らず抜歯後の穴から苦い汁が出てくる
抜歯後4日目から、苦い変な味の汁が穴から出てくるようになりました。しかも臭いんです。

と思い、先生に相談してみると、膿んでいるのではなく滲出液だということが判明。
滲出液って
傷口の表面からにじみ出てくる、傷口を修復し皮膚を再生するための細胞が含まれている体液。
私の場合、臭いは抜糸後の穴に入り込だ食べカスと滲出液が混ざり合い、余計に臭く感じるのではということでした。
他に、臭くなる原因として、細菌感染を起こして膿んでいる場合があるので注意が必要です。においが気になる場合は、先生に一度相談してみると安心です。
親知らずを抜歯後穴が塞がるまで|2週目
- >>抜歯部位の痛み
- >>抜糸後の縫合部分の痛み
- >>滲出液の不快感
抜歯の抜糸
抜歯後8日目で、ようやく抜歯の抜糸です。抜糸は本当に一瞬なので痛みはそれほどありませんでした。

私の場合、縫合部分が引っ張られる感じと、糸が頬の内側に食い込むのがすごく痛かったんです。あと、糸にまとわりつく食べカスも。
なので、抜糸の日を楽しみにしていました。実際に抜糸してみると、すべての症状が改善。過ごしやすくなりました。
経過観察と消毒が終わる
抜歯後2週間目でようやく3日に1回の経過観察と消毒が終わりました。
炎症することもなく、経過は良好とのこと。この頃には、口を大きく開けることも可能になりました。
親知らずを抜歯後穴が塞がるまで|3週目
- >>全ての痛み
- >>滲出液の不快感
抜歯の穴が少し小さくなり、痛みもほとんどなくなる
抜糸後は、縫合部分はまだデコボコしていて痛みもありました。ですが、この頃には傷口はとても滑らかな状態になり、痛みもほとんどありませんでした。
抜歯の穴もだんだんと小さくなっているように見えました。
滲出液の減少
抜歯後3週間目に近づく頃には、ストレスだった滲出液もほとんど出なくなり、においも気にならなくなりました。
食べカスが気になる
痛みがなくなってからは、とにかく食べカスが気になりました。ごはん粒など、細かいものがどうしても入り込んでしまうんですよね。
放っておいても、歯茎が盛り上がってくることで最終的には勝手に排出されるそうです。
しかし、食べカスのにおいも気になります。私の場合、強めのうがいで何とか取ることができました。
中々取れない場合でも、爪楊枝を突っ込んだり、うがいのしすぎは回復を妨げることになるので注意が必要です。
抜歯後の出血はいつまで続いた?
出血のピークは、抜糸当日から3日目です。ですが、それ以降も抜歯の穴から出血することはあります。
現在は抜歯後4週間目ですが、抜糸の穴に食べカスがつまったり、強くうがいしたときには稀に出血しています。
抜歯後のごはんはいつから食べれた?
抜歯後1週間までは痛みや縫合のせいで口が開きにくかったので、ゼリーやお粥がメインでした。

我慢できなかった私は、痛みより食欲を取りました。なので、5日目くらいからはヒーヒー言いながら、普通のおかずなんかも食べていました。
ポイント
抜歯後、吸うタイプのゼリーやストローは、口の中に圧力がかかって血餅がはがれてしまう可能性があります。
吸うタイプのものはやめておくか、圧力がかからないように気をつけましょう。
薬はいつまで飲んでいた?
私の場合、痛みが長く続いていたこともあり、抗生剤は多目に処方されていました。
- 抗生剤 朝昼晩ー15日間
- 鎮痛剤ー12日間

しっかりめの歯磨きはいつからできるようになった?
はじめのうちは、本当に恐る恐る傷口に触れないように慎重に歯磨きをしていました。
実際に、縫合部分にあたってしまい

なんてことも。気を遣いながらの歯ブラシも相当なストレスがかかります。
では、実際いつから気にせずガシガシと磨けるようになったのか?
私の場合は、抜歯後3週間目からノンストレスで歯磨きができるようになりました。もちろん、抜歯の穴にはあたらないようにはしています。
ですが、もしあたるようなことがあっても痛みは感じません。
親知らず抜歯後の口臭、対処法はある?
上記でお伝えしてきたように、私は滲出液と食べカスのにおいに悩まされました。


我が家の男子はオブラートにつつむということを知りません。
ですが、自分だけじゃなくて周りにもにおってるんだ!と現実を知ることができました。

ということで、少しでも口臭を抑えようと私がとった対処法をお伝えしたいと思います。
うがい薬
抜歯後の口臭に悩まされていると先生に相談したところ、教えて頂いた方法を紹介します。


うがい薬のツンとした風味が香りの方は、風味つきのもの購入するといいかもしれません。
私も、風味つきのものを購入して使用していました。
滲出液の苦い汁で口の中が一日中気持ち悪かった私は、イソジン独特のツーンがもっと欲しくなったので、こっちを買っておけばよかったかなと感じました。

マウスウォッシュや携帯用マウススプレー
仕事や保育園の送迎、どうしても人と会わなければならないときは、マウスウォッシュや携帯用マウススプレーを使用していました。

自宅に出る前には必ず、マウスウォッシュをします。口の中の粘つきも抑えることができて気分スッキリ。

お出かけ中にも、浸出液はどんどんにじみ出てきます。なので、携帯用マウススプレーは必需品でした。

近頃の口腔ケア商品は本当に種類が多いので、是非じぶんに合った商品を見つけて下さいね。
親知らず抜歯後の抵抗力の低下
抜歯により抵抗力が低下したのか、風邪や体調不良が続きました。
その中でも大変だったのが、大人はかかりにくいと言われている手足口病です。

無理をすると、私のように体調不良が続き余計に大変です。
親知らず抜歯後の穴が塞がるまでの経過|その後の追記
抜歯後4週間目の現在。穴は小さくなってきているものの、まだまだ深く底は見えない状態です。
今後どんなふうに穴が塞がっていくのか、こちらに追記していきたいと思います。
抜歯後3か月
穴がだんだん小さくなってました。
穴が小さくなってきたので、食べカスがつまるとなかなか厄介です…
抜歯後5か月
抜歯後の穴が半分くらいの大きさに!
抜歯後7か月
抜歯後の穴は9割塞がりました。ですが、奥歯で食べ物を食べると親知らずの穴に新しくできた歯茎にあたり、だんだん痛むように。
なので、できるだけ反対側の奥歯で食べ物を噛むように意識しています。
抜歯後8か月
穴は完全に塞がりました。ですが、新しくできた歯茎はまだまだ弱いのか、食べ物を食べるとすぐに痛みます。歯茎自体の形も若干凸凹していて、いびつです。
穴は塞がったものの、完全回復までにはもう少し時間がかかるのかもしれません。
ちなみに、抜歯後に縫合したあとはくっきり残っています。これはもう消えない可能性がありますね。
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