小規模保育園のメリット・デメリットをわかりやすく紹介しています。
我が家は、1歳児クラスで保育園に預けようと考えていました。
実際に市役所に話を聞きに行ってみると、どこの保育園も激戦で私の労働状況では、一般的な保育園への入園はほぼ無理だと言われてしまいました…
しかし、小模保育園を視野に入れれば(小規模保育園は倍率が低い傾向にあるそう)、入園できる可能性があると言われ、

3歳で転園って不安だなぁ…
と、めちゃくちゃ悩みました💦
職場復帰しないと家計がキツイし…ということもあり、とりあえず小規模保育園に入園させてみようと決断!
実際に通わせてみて、小規模保育園ってめちゃくちゃ良いじゃんと感動したんです。
息子は3歳で無事に転園することができ、現在下の子は息子が入っていた同じ小規模保育園に通っています。
この記事では、兄妹合わせて小規模保育園3年目の私が、小規模保育園のメリット・デメリット、3歳の転園事情などをお話します。

住んでいる地域や、保育施設によっても内容は異なります。この記事の内容は、一つの体験談として参考程度にお役立て頂けると嬉しいです。
こんな方におすすめ
- 小規模保育園に入れることを視野に入れている
- 小規模保育園の良いところ、悪いところが知りたい
- 実際に通わしていた人の体験談が知りたい
- 3歳でちゃんと転園できるのか不安
小規模保育園A型・B型・C型の違い
まず最初にお伝えしておきたいのが、小規模保育園と言っても種類があるという点です。
A型・B型・C型の3種類があり、園庭の有無や保育士の数などで種類分けされているんです。
この違いはちょっと複雑になるので、さらに詳しく知りたい方は以下のサイトを読んでみて下さいね!
ちなみに、我が家が通っている小規模保育園はA型。
保育士全員が資格所有者で、園庭もついます。(以前は普通の保育園だったとか!)

園庭もついていて、施設自体も割と広目なので、我ながら良い保育園選びをしたな思いました(*^_^*)
小規模保育事業のA型、B型、C型の違いとは。│保育士求人なら【保育士バンク!】
小規模保育園へ入れるメリット
我が子を3年小規模保育園に通わせてみて、実際に感じたメリットを紹介していきます。
個人的には、デメリットよりもメリットに思うことのほうが多かったなと感じていますよ。

- 密で質の高い保育をしてもらえる
- 保護者が負担するものが少ない
- 保護者同士の関りが少ない
- 保護者会がない場合が多い
- 連絡帳の記入がとても丁寧
メリットを順番に説明していきますね。
密で質の高い保育をしてもらえる
小規模保育園の店員数は6~19人。
子供に対する職員の割合も、
- 0歳児で3:1
- 1~2歳児で6:1
と定められています。
なので、子供1人1人をしっかりと見てくれ、ものすごく丁寧な保育をしてくれるんです。
下の子は、すぐに保育園に馴染んで全く問題がなかったのですが、上の子はなかなか慣れず苦労しました💦
そのときも、先生が息子のペースに合わせてしっかりと見てくれて、私たち保護者にもどう保育していくかなどしっかりと連携を取ってくれました。

と、正直驚くくらいでしたよ!
息子が給食を食べなくなったときも、園長先生が別の部屋で1対1で面倒みてくれて、ごはんを食べさせてくれたこともありました。
保護者が負担するものが少ない
息子が普通の保育園に転園して違いにびっくりしたことがあります。
それは、
- 布団をまるごと保護者が持ち帰る
- 汚れたおむつは全て持ち帰る
我が家が通っている小規模保育園では、布団の持ち帰りはシーツだけでOK。
敷布団やかけ布団は保育園で干してくれているんです。

あと、汚れたおむつの処理も全て保育園がしてくれます。

と驚いたのですが、保育士のママ友に話を聞いてみると、こう言っていました。

小規模保育園でも、施設によって違いはあると思いますが、このように保護者の負担が少ないところも多いそうなんです。
保護者同士の関りが少ない
小規模保育園は、普通の保育園に比べて保護者同士の関係が割とドライだなと感じることが多かったです。
3歳には全員必ず転園することになります。
運が良ければ、1歳2歳で転園していく子もいるので、保護者同士長い付き合いにはならないと皆割り切っているようで、お迎え時に遭遇しても挨拶だけという感じが多かったです。
あとは、行事のときにちょっと世間話するくらいの軽い関わり合いでした。

保護者会がない場合が多い
小規模保育園も、保護者会などの役員もないところが多いと保育士ママに聞きました。
息子が現在通っている公立の保育所は保護者会があって割と面倒なので、保護者会がないのは本当に有難かったです。
連絡帳の記入がとても丁寧
小規模保育園は、先ほどお伝えしたように密な保育をしてくれます。
なので、連絡帳の記入もとても丁寧で、1日の出来事や食事の様子、おしっこやうんち事情まで詳しく伝えてくれるんです。
気になることがあれば連絡帳に記載して、先生がノートで答えてくれたりと、そのおかげで本当に不安なく安心して預けることができました。

逆に、息子が通っている公立保育所は、連絡帳なし・ブログなし・トイレの状況報告なしなんです。
毎日一体何しているのか、うんちはちゃんと出ているのか、正直不安になることが多いです。
小規模保育園出身なので、キメ細やかな保育とどうしても差を感じてしまうときがあります💦
小規模保育園へ入れるデメリット
反対に、小規模保育園ならではのデメリットもあります。
実際に通わせてみて感じたことを、お伝えしたいと思います(*^_^*)
ちなみに、小規模保育園のデメリットでよく言われる、『子供同士、狭いコミュニケーションによる人間関係の難しさ』みたいなものは、我が家は全然感じませんでしたよ。
息子はすごく仲の良い友達ができて、毎日本当に楽しそうでした(*^_^*)
- 行事の盛り上がりに欠ける
- 先生の移り変わりが早い場合がある
- 3歳で転園する必要がある
順番に説明していきますね!
行事の盛り上がりに欠ける
小規模保育園は普通の保育園と同じように、行事をやってくれる施設も多いです。
我が家が通っている小規模保育園も、
- 親子遠足
- 夏祭り
- 運動会
- クリスマス発表会
など、イベント行事はいくつかありました!
先生も色んな工夫をしてくれ、盛り上げてくれるんですけど、なんせ人数が少ない…
しかも、保護者同士の関係が薄いので、そういう点では盛り上がりに欠けるという部分はありました!

先生の移り変わりが早い場合がある
我が家が通っていた小規模保育園で唯一心配になったのが『先生の移り変わりの早さ』でした。
先ほど説明した通り、小規模保育園は丁寧でキメ細やかな保育が求められます。
そして、保護者負担が少ないぶん、先生への負担と責任が多い傾向にあるようです。
他にも、人数が少なく女性が多いコミュティなので、やはり先生同士のいざこざがあったり、そういった問題で先生が辞めてしまうことも多かった。
うちの場合は、園長先生が目指す保育を保育士に押し付けすぎて、耐えられなくなった先生が辞めていきました。
(担任の先生が知り合いだったので、事情を詳しく教えてもらったんです)

想いが強すぎて、保育士と対立してしまうことも多かったようでした。
3歳で転園する必要がある
小規模保育園に入れる際、一番悩むのが『3歳で転園』しなければならないということ。
- ちゃんと転園できるのか?
- 3歳でまた新しい環境になるのは可哀想?
私も上記の点で、とても悩みました💦
転園については、次の項目で詳しく紹介していきますね。
小規模保育園|息子は無事に転園できました
ちゃんと転園できるのか?という点について最初にお話しします。
小規模保育園は、基本的に連携先(保育園や幼稚園)が設けられている場合が多いんです。(優先があったり、連携先なない場合もあります)
我が家の小規模保育園ははじめ連携先があり、点数順で上位3名がそのまま連携先の保育園に入れるというシステムがありました。
私はもちろんそこの枠を狙っていたのですが、息子が卒園する半年前に、転園先の保育園が無くなったんです…!


けれど、小規模保育園は卒園時に加点がもらえるので、
で、無事公立の保育所に転園することができました。
園長先生に話を聞いてみたところ、これまで転園先が見つからなかった人はほぼいないと言っていましたよ!
ちなみに、転園するなら早いほうがいいだろうと、2歳のときに一応転園の届け出を出してみましたが、全て落ちました…
やはり、卒園時の加点ポイントをもらうのが重要だと感じました。
次に、3歳で転園するのが可哀想?という問題をお話しますね。
せっかく仲良くなった友達・慣れた環境から引き離すのは可哀想だなと心配でした。
実際、新しい保育園に馴染んでくれるか不安もありましたが、泣いたのは最初の1か月だけ。
新しい保育園に入って半年たった現在では、大勢のお友達と毎日楽しんで遊んでいます。

大人が心配するよりも、子供はうまく環境に馴染んでいくんだなと実感しましたよ。
親の都合で、環境を変えてしまうことに罪悪感を抱えたことありましたが、夫に『遅かれ早かれ人生で環境の変化は経験すること』と言われ、そうかーと納得できました。
マイナス面ばかり見るのではなく、プラスな面に目を向けてみるのも大切です。
息子は小さいうちから色んな先生やお友達と触れ合えて、良い経験ができたのかもしれません。
普通の保育園に入れるなら、それが一番です。
でも、点数が足りなかったりで小規模保育園を視野に入れる場合、メリットもたくさんあるということを、私の経験から少しでもお伝えできていれば幸いです。
下の子も小規模保育園に通わせた理由
下の子も1歳児クラスで保育園に入れようと決めていました。
けれど、やはりどこも激戦で、上の子が入ってる公立保育所を第一希望にしても、入れない可能性が高いと市役所から言われました。
もし、第二希望以降の別の保育園に受かってしまったら兄妹2人がそれぞれ卒園まで違うところ通うことに…それってめちゃくちゃ大変ですよね。
(普通の保育園同士の転園の場合、減点になるので転園できない場合が多いと言われました)
この問題もめちゃくちゃ悩みました💦(制度がややこしいし、不便すぎますよね)
その結果、下の子は第一希望で小規模保育園に入れ、卒園の加点をもらって確実に上の子と同じ保育園に入れようと考えたんです。
で、確実に同じ保育園に入れる作戦です。
卒園までは、あと1年半あるのですが、無事兄妹で同じ保育園に通えるよう願うばかりです。

小規模保育園の失敗しない選び方
小規模保育園へ入れる際に、確認しておいた方がいい最重要事項をまとめておきますね。
- 提携先を確認
- 園長先生と先生の雰囲気をチェック
- 園庭の有無を確認
3歳で卒園するときに提携している保育園があるのかどうかは、必ず確認しておいた方がいいですよ。

園長先生の方針や、先生の雰囲気なんかも最初に様子を見ておくと安心です!
あと、結構大事なのが園庭の有無です。
園庭はやっぱりあるにこしたことがないかなと感じました(*^_^*)
園庭があると遊びの幅も広がりますし、夏にはプールや家庭菜園などとっても楽しそうでしたよ。

外で遊ぶぶん、夜寝つきがいいのも有難いところ♡
小規模保育園のメリット・デメリット私の感想:まとめ
小規模保育園にも色んな施設や、保育園ごとの特色があります。
なので、一概には言えないのですが、我が家の場合は小規模保育園を選んでよかったと大満足です。
小規模保育園を選ばず保育園に入れなかった場合、職場復帰もできずモヤモヤしていたかなとも思います。
家ではできないような遊びや、友達の関り、素敵なことをたくさん経験させてもらいました。
子供も保育園大好きだったので、小規模保育園には感謝しかありません(*^_^*)