繊細すぎて生きづらいと感じた私自身のHSPあるあるをこのブログに書き留めています。
HSPとは、エレイン・アーロン博士によって提唱された『人一倍繊細な人』の意で、生まれ持った特徴(気質)をあらわします。
世の中で、5人に1人はHSPの持ち主だと言われています。

そして、私も子供の頃から生きづらさを抱えており、20代半ばの頃に自分が『HSP』だということに気づきました。(自分がHSPだと知り、気持ちがスッと楽になりました)
そこで、この記事では、私自身が感じてきた生きづらさ、いわゆるHSPあるあるを紹介したいと思います。
HSPの方、もしかして自分がHSPかも?と悩んでいる方に、共感して頂ければ嬉しいです。
HSPである私が、実際に読んでおすすめだと思った『HSP』書籍の記事もあります。
敏感すぎる人(HSP)におすすめできる、心がラクになる本3冊
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HSPにはタイプがある?
HSPの中でもタイプがあり、
- 刺激に敏感なHSP(内向的)
- 自ら刺激を追い求めるHSS型HSP(外交的)
大きく分けるとこの2つのタイプが存在します。(どちらの性質をもったHSPも存在します)
ちなみに私は前者、繊細で刺激に敏感なHSP(内向的)です。
HSPチェック項目
HSPを提唱したエレイン・アーロン博士の自己テスト(HSPチェック項目)があるので、紹介させて頂きます。
以下の項目のうち12個以上当てはまる方は、おそらくHSPだろうと書籍にも書かれていました。
今現在、繊細すぎて生きづらさを抱えていたり、自分ってHSPなのかな?と思っている方に、是非チェックして頂きたいです。
HSPチェックリスト
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想にふけりやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(仰天する)
- 短期間にたくさんのことをしなければならい時、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
- 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
- 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 仕事をするとき、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

自分がHSPだと気づいた理由
生きづらさを抱えて生きてきたものの、20代半ばまで自分が『HSP』だということを知りませんでした。
では、なぜ自分が『HSP』だと気づいたかと言うと、当時働いていた職場でなかなか自分が思うようにスムーズに働けなかったからなんです。
その一番の理由というのが、
動揺しやすい。テンパりやすい。
という点です。
私は些細な出来ことでもびっくりしてしまったり、頭が真っ白になってしまったりすることが多かった。
そのことがきっかけで動揺が止まらなくなり、全ての歯車が狂い始め、何も手につかなくなってしまいます…
接客業をしていたので、お客様の対応にいちいち動揺していると仕事になりません。
そこで、毎日『動揺しやすい 原因』『動揺しない方法』など、ネットで調べ、そのうちに自分が『HSP』であることを知りました。
『HSP』を知れば知るほど、何かも自分に当てはまっていて、

と、自分はどこかおかしいのではないかと疑っていたモヤモヤが、全て晴れた気がしました。
『HSP』を知ることができて、そんな自分を受け入れることができました。
私のHSPあるある体験談
ここでは、私が繊細すぎて生きづらいと感じてきた特徴【HSPあるある】の体験談を紹介します。
全てがHSPの気質のせいなのかは分かりませんが、おそらくHSPの方なら分かる分かるー!となることも多いのではないかなと思います。

カフェインに敏感
コーヒーや紅茶など、カフェインは大好きなのですが、カフェインを摂取するとトイレの回数が尋常ではないくらい増えます。
外出先などでカフェインを摂取したときは、とにかくトイレの位置が気になりますし、トイレに行きにくいタイミングではカフェインどころが水分補給すら控えます。(考えすぎて余計に膀胱が敏感になっている感じもある)
- 映画館
- 飛行機
- バス
- 他人の家
など、トイレへ行きにくいと自分が思うタイミングでは、カフェインどころか、のどが渇いていても水分補給すらしません。
むしろ、そういうときは、水分が足りてないくらいが丁度いいと思っています。

完璧主義者
HSPの人は、完璧主義者の方が多いと言われていて、私もそのうちの一人です。
ですが、全てにおいて完璧主義というわけでなく、自分ルールの中での完璧主義者です。(これはたぶんみんなそうかな?)
自分が決めたルールや、こだわりは徹底的にやり遂げないと気持ち悪くて満足できません。
例えば、自宅に人を招くとき。私は大掃除レベルで見えないところまで掃除します。
そうしないと気がすまないんです…!
人が来る数日前から掃除に勤しみ、前日の深夜まで念入りに掃除します。
なので、当日にはげっそり…客人が帰るとバタンキュー。
自分でも要領悪いなぁと思うのに、やめられないんですよね…

血に弱く、痛みに敏感
私は血や痛みにとても敏感です。
『血を見て失神する』これって漫画の出来事のように思うかもしれませんが、私には経験がありますw
昔、部屋で転んで手の指の爪が若干剥がれたことがあるんですね。
ですが、動揺してしまい私は爪が全部剥がれてしまったと勘違いしてしまって、しかも出血もあってそのまま失神していました。
目が覚めたときには動揺で、体がガタガタ震えて過呼吸気味になって、家族に介抱された経験があるんです。
今ではとんだ笑い話です。実際爪はほんのちょっとしか剥がれていませんでしたw
痛みに敏感なので、出産は無痛分娩でした。(麻酔効かなくて激痛だったけど)
関連【2人目出産レポ】無痛分娩のハズがまさかの激痛だったびっくり話
漫画やドラマ・映画に没頭しすぎてしまう
これはHSPでなくてもあるあるかもしれませんが、私は創作物が大好きで没頭してしまう癖があります。
しかも、気になるととことん追求して、他のことが手につかなくなる性格なので、徹夜してまで一気に読んだり観たりしてしまうのが自分では厄介だなと思っています。(子供ができたら余計に!)
びっくりしたり、動揺すると声が出なくなる
私は驚きすぎたり、怒鳴られたりして委縮してしまうと声が出なくなることがあります。
喉が塞がるというか、気道が狭まる感覚があって声が出なくなるんです。
テンパったり動揺するととんでもない事態にまで発展する
私は本当にテンパりやすく、動揺しやすい性格です。
しかも、動揺すると自分では歯止めがきかなくなるというか、次々連鎖してよくない方向にいってしまうことが多いんです。
例をあげていうと、
スマホを落とし警察に届けられたという連絡が入ったので、交番まで取りに行きましたが、そこで補導されてきた男性が声を荒げて警察の方と言い合いになっていました。
その場の張りつめた雰囲気に動揺してしまい、スマホ引き取りの際に必要だった自分の名前(漢字そのもの)を間違えてしまったんです。


警察にもちょっと怪しまれましたが、スマホはちゃんと返してもらえました😂
結婚式の当日に、足を5cm切創して救急車で運ばれたこともありましたし、車にひかれたにも関わらず『大丈夫です!』とそのまま去ろうとしてしまった経験もあります…
まだまだありますが、とにかくテンパったり動揺すると、自分でも訳が分からない行動をとってしまうことが多いんです。
『HSP』だと分かる前は、自分のこんな性格に嫌気がさして、本当に悩みました。
他人の家、自分の家で人と話すことが苦手
他人の家、自分の家で人と話すことがとても苦手です。
『HSP』は自分の領域に敏感というか、大切にしている方が多いと思います。
他人の家は、他人のテリトリー。
自分の家は、自分のテリトリー。
それぞれの領域が交わると、ちょっとしんどくなってしまうことが多いです。
逆に言えば、外で人と会話するほうが断然気が楽で、会話は苦手ですが家の中よりは負担なくお話できると感じています。
何度確認しても不安になってしまう
私は確認することがやめられない性質です。
分かりやすい例でいうと、家を出るときの戸締りチェック・火の元チェックです。
何度も確認しても、玄関を出ると

と不安になってしまい、また確認しに戻ることがあります。
なので、職場で一番苦手だったのが棚卸作業です。
棚を一段ずつ、商品の数をチェックしていくのですが、数え終わってももう一度確認したくなるんです。
棚卸は正確さとスピードが必要な作業だったので、私は本当に足手まといだったと思います。

興奮もしくは不安なことあると眠れなくなる
旅行の前日ワクワクしすぎたり、逆に言えば翌日に人と会う予定があって不安な気持ちがあると、眠れなくなります。
あと、何かの作品に感銘を受けたときも、そのことしか考えられなくなって眠れなくなるときがあります。
決められた領域に物をしまうことができない
これは、どういうことかというと、子供の頃でいうとお道具箱。最近では薬箱等、決められた領域の中を整頓しろというのが極端に苦手です。
なので、一番困るのが旅行の準備です。
スーツケースの中に、何をどう入れて行けばいいのか混乱してしまって、かなり時間がかかります。

あとは、足りないという事態がとにかく不安になるので、旅行に持っていくものがどんどん増えて大変なことに。
最近では、最終チェックは夫にしてもらい、不必要なものは減らされますw

感動しやすい性格
『HSP』は、感銘を受けやすいというか、感動しやすいといった特徴があります。
私もそうで、子供の頃から、何に関しても感動することが多かったです。
自分の中で印象的だった出来事といえば、小学2年生くらいの頃、フランダースの犬をみて嗚咽するほど泣いた経験があります。
そのときちょうど自宅に来ていたダスキンのおばさんに心配された記憶が未だに鮮明に残っていますw

人の気持ちに左右されやすい
人から相談されたときなど、その人の気持ちに引っ張られすぎることがよくあります。
なので、入り込みすぎてしんどくなってしまうことも。(その人と自分の境界線が分からなくなり、距離感が分からなくなってしまいます💦)
なので、相談を受けたとき、ずっとそのことをグルグル考えてしまって、せっかく相談してくれたのに上手い対応ができなかったと反省することも多いです。
植物や動物など、自然からインスパイアされる
私は、昆虫・植物・動物などの自然が大好きです。
特に植物からは、エネルギーが溢れているように感じていて、自分の子供には全員植物に関する名前をつけていますw
それと、よく言われるのが自然への洞察力、察知能力にたけていてるということです。
実は私、動物や虫を発見するのがとっても早いんですよ(*'ω'*)!
この能力は、子供たちと虫取りする際にめちゃめちゃ役立っていますw
人が多いところが苦手
人が多いと、色んな人の気にあてられるというか、とってもしんどくなります。
人が少なくて、緑があるところが過ごしやすいと感じます。
相手の気持ちを汲み取りすぎる(気を使いすぎる)
『HSP』は気疲れしてしまう方が多いといいます。
相手の表情一つ一つから感情を汲み取ってしまったり、余計な気を使いすぎて消耗しやすいんだと思います。
私自身、相手が不快に思わないよう先回りしすぎて、勝手に消耗しすぎるところがあります。
けれど、私の場合、気遣いができるとはまた違っています。
いつもテンパっているので状況を見て行動するのは苦手なのですが、相手の表情を見て、相手が主導権を握り気持ちよく話せるような会話の仕方をしてしまうんです。(自分を下げて話すぎるところがある)
これは、いつもよくないことだと、改善していきたい点でもあります。
ホラーが苦手
『HSP』は暴力的な映像は苦手な人が多いと言いますが、私は警察物の暴力シーンなどは見ることができます。
逆に言えば、スプラッターやホラーはどうしても見ることができません。(大きな音やびっくりすることも苦手なので…)
私は映画やドラマが大好きなのですが、SFや警察物は大好物です!
グロすぎるものは、見れないものもあるけど…
私のHSPあるある:まとめ
同じ『HSP』でも、色んな感じ方や特徴があります。
私自身、結構色んな方のHSPあるあるを見るのが好きで、よく共感させて頂いています。
大変なことも多い『HSP』ですが、繊細すぎるがゆえに得られた才能でもあると思っています。
マイナス部分だけでなく、プラスのポイントもしっかりと自分の中で認めてあげて、この特性と共に人生を楽しんでいきたいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。