りんご病、大人もかかるってご存知ですか?
この記事では、大人がりんご病になったときの症状や経過、私の体験談をまとめています。
子供って元気いっぱいでいつも走っているので、ほっぺが赤いじゃないですか。
なので、子供を持つまで、りんご病=りんごみたいにほっぺが赤い子供とすっかり勘違いしていました。
【りんご病】こんなに可愛い名前の病気って、他にはないですよね。
だけど、大人がかかると全然可愛くない!むしろ恐ろしい病気でした。

ということで今回は、私が体験した大人のりんご病の辛さについて紹介します。
大人のりんご病についての体験談って意外と少ないので、私の体験談がどなたかの参考になればと思い、ブログに書き残しています。
りんご病(伝染性紅斑)ってどんな病気?
4~5歳の幼児や、小児を中心に発生する、単鎖DNA(二重らせん形状をしていないDNA)ウイルスであるヒトパルボウイルスB19というウイルスが病原体の感染症である。皮膚の発疹を主症状とし、両頬がりんごのように赤くなることから「りんご病」と呼ばれている。しかし実際は、こういった典型的な症状が出ないケースもあり、症状はさまざまであることがわかっている。咳やくしゃみなどによる飛沫感染や接触感染でうつり、6~12歳の子どもに多く発症する。成人になって初めて感染すると症状が重くなり、妊婦では胎児水腫や流産の原因となることもある。
簡単にポイントをまとめてみると、以下の通りです。
- りんご病の症状は様々であることが分かっている
- 大人になってから初めて感染すると症状が重くなる場合がある
- 妊婦さんがりんご病に感染すると胎児水腫や流産の原因になる可能性がある
りんご病になった子供の症状
ことの発端は、ある日3歳の息子のほっぺが異様に真っ赤だったところから始まりました。
検索魔の私は、すぐさま「子供 ほっぺ 赤い」と検索。するとヒットしたのがりんご病でした。
ほっぺが赤くなる頃にはもう感染力はなくなっているということで、少し前の息子の様子を振り返ってみると以下の症状が出ていたことを思い出しました。
- 鼻水
- 頬の赤み
- 38度前後の発熱
- 太ももに発疹
- ひどい口内炎
息子の場合、口内炎の症状が一番ひどく、その他は軽い風邪のような症状でした。

もし子供の鼻水で悩んでいるというようなことがあれば、以下の記事を読んでみて下さい。
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大人のりんご病、辛かった症状と体験談
りんご病は、子どもの頃にかかっていることが多いので、大人で発症する人は珍しいと言われています。
そして、大人になってから初めてかかると、重症化する場合があります。
大人のりんご病の症状は様々だと言われていますが、一般的によくみられる症状をご紹介します。
- 風邪のような症状
- 発熱
- 手足の発疹
- かゆみ
- むくみ
- 関節痛
- 倦怠感
- しびれ
りんご病の症状①初期症状は手足の発疹
朝起きて、ふと自分の手首を見ると、見たことがないような発疹が出ていることに気がつきました。
赤と白のまだら模様のような発疹です。夜には、足まで広がりました。
息子もりんご病になったとき、太ももに同じような発疹ができていたので

と、すぐに確信しました。
発疹自体は2~3日で治まりましたが、大人のりんご病らしき症状がどんどん現れ始めました。
りんご病の症状②頬の赤み
子供のりんご病は、頬が赤くなることで有名ですよね。大人の場合頬が赤くなることはほとんどないそうです。
ですが、私は発症2日目に頬が赤くなりました…。

りんご病の症状③微熱と倦怠感
発疹が出るのと同時に37.2度くらいの微熱が3日続きました。
倦怠感も常にあり、辛かったのを覚えています。

りんご病の症状④むくみ
手の指のむくみが一番ひどく、普段はゆるゆるな結婚指輪がキッツキツになりました。
これはヤバイかもと、早々に外しておきました。
あとは、普段履いている靴が窮屈に感じられました。
そして驚くことに、むくみで体重が2キロも増加。りんご病が回復するにつれて頻尿になり、そのときにむくみが解消されたのか、体重は元に戻りました。
りんご病の症状⑤かゆみ
手のひらと足が猛烈にかゆくなりました。
一番ひどかったのが足の裏。かいてもかいてもおさまらないんです。
寝ているときも常に足の裏がムズムズ…。一度かいてしまうと、どんどんかゆくなってしまうので、なるべくかかないようにしました。
3日間強いかゆみが続いたので、夜ぐっすり眠ることができず寝不足気味になってしまいました。
りんご病の症状⑥関節痛
りんご病になって何が一番辛かったかというと、この関節痛でした。
大人のりんご病は、このひどい関節痛の症状から関節リウマチと間違われることがあるそうです。

指も痛くてブログすら書けませんでした…
立ち上がるのも、手をつくことすら辛かったです。
そして、関節痛の中の子育ては、かなりしんどかった…(膝を震わせながら子どもを抱っこしていました)
ポイント
症状のピークは発症から3日目でした。発症1週間目には、ほとんどの症状が回復しました。
りんご病の治療法はある?


りんご病の有効な治療法は確立されておらず、基本的には自然治癒になるんだそう。
対処療法で、症状がひどい場合には痒み止めや痛み止めの処方してもらえるということなので、もし症状が辛い場合は一度病院に相談しに行くといいかもしれません。
ちなみに、私は薬なしで何とか乗り切りました。
りんご病大人がかかった場合は長引く?
大人のりんご病は、長引く場合があります。
私自身、りんご病のほとんどの症状は1週間程度で回復しましたが、それからおよそ1か月の間は後遺症のような以下の症状が続きました。
- 手首に力が入らずボトルのキャップを開けれない
- 股関節に痛みがあり歩きづらい
- 二の腕あたりが痛くて、腕が上がりにくい
Twitterで調べてみると、長引く症状に苦しんでおられる方が結構いらっしゃいました。
この通り、やっぱり大人のりんご病は重症化しやすく、辛いんですよね。
大人のりんご病、ほんとつらい。カラフルな丸ゴシックでサンリオキャラが添えられてそうな病名だけど全然かわいくない。子どもの症状よりずっと重症化して(高熱、広範囲の湿疹、超弩級の倦怠感、最悪歩けない関節痛、凶悪なむくみ等)、その上長引くからひどければ1カ月以上つらい。治療法はない。
— 千暁 (@1000dawn) February 3, 2017
大人のりんご病は長引くというのはほんとうだ。いったいいつ治るのかよくわからなくて、持病みたいな感じになりつつある。ちょっとしんどかったりして休みながらだけど、仕事や生活はできるから、そこはたすかった。発疹は痒いが、感染力はもうないっていうのもいい。
— ころ (@kurucoro) April 14, 2019
りんご病は2回かかる?
「りんご病(伝染性紅斑)って何回もかかるの?」
答え:かかりません
りんご病(伝染性紅斑)はパルボウイルスB19というウイルスによって引き起こされる感染症です。そのため一度罹患したら基本的に二回目はかかりません。でも最近も何人かの患者さんに「この間りんご病にかかったのに、また赤くなったんですけど」って聞かれることがありました。これは2回目の感染ではなく、実際には組織で発赤がくすぶっているような状態で日光刺激や機械刺激などがあり、再び赤くなったという状態になっています。そのため一連の反応なのです。そのためりんご病の発赤が出てから数カ月後に再度ということはなく、あっても7-10日程度のインターバルの中での発赤となるのです。
驚くことに、大人も子供もりんご病を再発することはないんです。

もうこんな辛い症状2度とごめんだわと思っていたので、一度なったらもう二度とならないというのは、本当に有難いです。
大人のりんご病まとめ
大人のりんご病は、ひどい関節痛にかゆみ等、可愛らしいネーミングとは裏腹になかなか辛い病気でした。
りんご病は1度なってしまえば、もうならないと言われている病気なので、まだなったことがない方は注意が必要です。
しかし、感染力があるのは、微熱や鼻水など風邪のような症状が出ているとき。
頬の赤みや関節痛が出る頃には感染力は失われているそうなので、りんご病だと気づかずウイルスをまき散らしてしまうことも。
このような症状から、感染を予防するのが難しい病気でもあるので、普段からこまめに手洗いうがいなどウイルスの感染をしっかりと予防することが大切です。
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