1人目を出産後、産褥感染症になり入院することになりました。
参考産後に腎盂腎炎、菌血症になり命の危機!救急車で運ばれ、緊急入院した体験談
生後1週間にも満たない息子と8日間も離れ離れになってしまいました。
産後の疲労に加え、感染症の病状もひどかったので、心身ともにボロボロ。
息子には会えないけれど、母乳はどんどん湧き出てきます。

産後すぐに産まれたばかりの子どもと離れてしまうというのは、精神的にも身体的にも本当に辛く大変なことだと実感しました。
今回はその体験談をリアルにお伝えしたいと思います。
母親が入院中、子どもはどこに預ける?
私が入院することになり、真っ先に悩んだのが子どもを誰に見てもらうかという問題でした。
しかも、私の場合は、生後一週間にも満たない新生児!
母乳の問題もあるし、私の代わりに誰がお世話できるっていうの?と、軽くパニックになりました。

自分以外、誰に預けるのも不安で仕方ないよ~(´;ω;`)
夫に預ける
一番信頼できる相手が夫なので、夫に見てもらうというのが私の中で最良の選択肢でした。
ですが、夫はこの時期、資格取得のための研修+仕事で一番忙しい時期。
夜の11時くらいに帰ってきて、朝の6時出発という激務な日々を送っていました。

自分の家族に預ける
一般的には、夫か自分の家族に子どもを預けるのが一番気を遣わず、安心できるのではないでしょうか?
私の家族構成
実母→他界
実父→現役バリバリで仕事をしている
妹→違う県に住んでいる
ですが、私の場合こういった家族構成だったので、頼ることができませんでした。
妊娠・出産を経て、実母がいないってこんなに大変で心細いことなんだな~と実感しました。

私自身も、経験がない2人に任せるのは恐怖・・・という感じでした。
義家族に預ける
夫の姉妹には子どもがいるので、義母も義姉妹も赤ちゃんのお世話はお手のものです。
なので、子どもをまかせるなら、義家族しかないと預けることにしました。

それは分かっているんだけど、やっぱり気は遣うし、あれこれ私がして欲しいように口出しすることもできないし…
とにかく不安でした。
病院で子連れ入院
夫に預けることができないなら、子連れ入院も考えました。
ですが、産後で母乳問題、会陰裂傷の問題もあったので、一般内科ではなく婦人科に入院することになりました。
私が入院することになった大部屋は6人同室で、周りは問題を抱える妊婦さんや、子宮の病気を患っている患者さんなどでした。
そんな大部屋に、新生児連れの入院が許されるハズもなく、義家族に預けることになりました。
もし一緒に入院できていたとしても、自分の治療で精一杯でお世話なんて到底無理でしたけどね(汗)
基本的に、大人が病気で入院した際、子連れ入院NGな病院が多いんですね。
自分の治療で子どもの面倒を見ることができないという理由もありますし、周りの患者さんに迷惑もかかります。
どうしてもという理由がある場合は、個室や小児科で子どもと一緒に入院するなど対応してくれる場合もあるそうです。
子連れ入院できない場合は
- 預け先を探す(家族、ファミリーサポート、ベビーシッターなど)
- 入院せず、通院で治療できないか病院と相談

入院中に子どもと離れ離れになって辛かったこと
母乳問題
乳離れしていない子どもと離れて入院する際に、一番大きな問題になるのが、この母乳問題ですよね。
私の場合、入院した頃が生後5日目で、母乳がやっと出始めたかなくらいの時期に、子どもと離れ離れになってしまいました。
「そんな時期に、母乳を吸ってもらえなくなると、だんだん出なくなっていく。とにかく頻繁に自分で搾ったほうがいい」
と助産師さんに助言して頂きました。
高熱でかなりキツかったですが、助産師さんの言いつけ通り、頻繁に自分で搾乳していました。
ですが、何せ生後5日目…ママ業も超初心者、慣れていないので自分でうまく搾ることもできず、胸が張りすぎて乳腺炎になりそうでした。
そこで、このピジョン搾乳器母乳アシスト手動タイプの登場です!
慣れるまでは少し四苦八苦しましたが、コツさえつかんでしまえば、本当に救世主。
搾乳がとっても楽になりました。
電動搾乳機があれば一番楽で良かったんですけど、購入していなかったので、この手動タイプのものと、あとは助産師さんのマッサージで何とか乳腺炎にならず、8日間を乗り切りました。
ちょっと小話
私が入院した病院は、お見舞いに子どもを連れてきてもOKという病院でした。
ですが、息子は新生児。
- 猛暑日が続いている
- 院内感染も恐ろしい
- 義母の家から病院までが遠い
そういう理由があって、息子は病院に連れてこないで下さいとお願いしてありました。
ですが、驚くことにある日、義母が息子を連れて突然お見舞いに来たんです。
「〇〇くんもママのおっぱいが飲みたいと思ってー…」

猛暑日に生後8日で、公共機関の電車とバスデビューを果たした息子ぉ…(-.-)
義母に悪気はない。優しさでやってくれているのは分かります。
だから、何とも言えなかった…でも…でもっ…(ー_ー)!!
ちなみに、私の場合は家族がお見舞いに来られなかったので出来なかったですが、家族が行き来してくれる場合は
母乳フリーザーパックを使って、赤ちゃんに自分の母乳を飲ませてあげることができますよ。
結局、入院中に息子に母乳をあげることができたのはお見舞いに来たこの1回だけ、あとはミルクをたらふく飲んでいたそうです。

子どもの成長を見逃す
新生児の成長って、本当にあっという間なんです。
1日1日、顔も変化していきます。
入院中は、精神的にも身体的にもボロボロになっていた私に追い打ちをかけたのが、これ。
私が入院している間に、息子のへその緒が取れたことです。
親になって初めて目に見える形の成長を見逃してしまいました。
何だかすごくショックで、病室でひっそり泣きました。
ちょっと小話2
へその緒は、退院後に義母から手渡されました。
ジップロックの中に、ティッシュでくるまれていた息子のへその緒。
そっと取り出してみました。
しかし・・・ティッシュから剥がれないんですよね、これが。

と思ってしまったのは秘密です。
結局、ティッシュから無理やり引きはがした息子のへその緒は、ティッシュのカスまみれになり、また少し泣いた私でした。
退院後、子どもとの再会
本当に嬉しかったです。

と、意気込んでいた私でしたが、母乳が軌道に乗り始める時期に、1週間以上飲んでもらうことができなかったせいか、ミルクを足さないとすぐ枯れてしまう、へなちょこおっぱいになってしまったのでした。

今回の経験で、子どもが小さいうちはもう何がなんでも入院したくないと思いました。
困ったときは助け合うことが一番。
感謝はしていますが、嫁側としては義家族に頼りっきりになるのも、精神的に気疲れしてしまいました。
大変なことも多い母業ですが、入院なんてことになる前に、しっかりと休んで自分の体を労わってあげましょうね。